実用書道初心者のわっしーです。
賞状技法を学び始めて、2年7ヶ月が経とうとしています。
今年の目標の一つとして、
「書写検定に挑戦する」
というものがあります。
そして先日、書写検定を受験してきました!
今回はその体験記を紹介します。
試験勉強の時間を取れるか不安だったが、思い切って申し込み!
当然ですが、書写検定を受験するには決められた期間内に申し込みをして、受験料を払い込む必要があります。
年に3回実施される書写技能検定ですが、
直近の試験日は6月16日(日)で、およそ1ヶ月前までに申し込みを済ませることになっています。
「時間取れるかなぁ・・・できるかなぁ」
とモヤモヤしながらも、
「今年の目標として決めた以上はやってみよう!」
ということで、意を決して申し込みを済ませました。
今回は書写検定準2級を受験しました
書写検定は中学生の頃に3級を受け合格したきりになっていたので、
続きの準2級からゆっくり始めることにしました。
ちなみに受験料は、
- 硬筆書写技能検定 準2級 3,500円
- 毛筆書写技能検定 準2級 4,000円
で、合計7,500円。
「受験料を支払ったからには勉強をしなければ!」
と自分に言い聞かせながら、5月下旬にやっと勉強を始めることができました。
今回の書写検定の勉強方法
5月下旬にもなって、まず試験対策として何をしなければいけないか、を調べるところから始まるという状況に、
「まずいなぁ・・大丈夫かなぁ」とだいぶ焦りがありました。
毛筆を受験するなら硬筆も一緒に受けても損はないと思い、両方受験することにしたのですが、その分対策しなければいけないことは増えますよね。
今回使用した参考書はこちら
今回受験するにあたって使用した書籍は、
- 硬筆の公式テキスト
- 毛筆の公式テキスト
- 硬筆の参考書(過去問)
の3点でした。
参考書は、硬筆しか用意できませんでした。
毛筆の参考書は、じっくり調べてから次回の検定に向けて購入する予定です。
下記の参考書は2年前に購入したものなので、「令和3年度」となっています・・・
実用書道を習い始めた頃に、ゆくゆくは書写検定を受験していろいろ身につけていきたいと考えていました。
そして、「内容はどんなものだろうか」と公式テキストと一緒に購入してみたものです。
理論問題は通勤時間を利用し、こまめに勉強
書写検定は、理論問題と実技問題に分かれています。
知識として頭に入れる必要があることは、公式テキストや過去問集の資料をコピーして持ち歩き、電車の中や休憩中などに見るようにしていました。
毛筆の書写検定も、硬筆の書写検定も、理論問題の出題範囲は同じような内容になっているので、
今回受験する準2級の内容に合わせて、
- 行書と楷書の漢字の筆順
- 草書
- 平仮名の字源
- 漢字の部分の名称
についての資料をコピーし、持ち歩いていました。
筆順に関しては、筆順が二つ以上ある字の主なものが掲載されている資料をコピー。
漢字の部分の名称の資料には、偏や旁の名称一覧とともにその行書と草書が掲載されていたので、
草書はもちろんのこと行書も一から覚え直そうという私にとっては、とてもありがたかったです。
それ以外にも、各設問の注意事項をまとめたものをスマホにメモをして、いつでも確認できるようにしていました。
実技問題は、過去問を用いて練習
それ以外の書く問題は、当然ですが書かないと練習になりませんので、休みの日にまとめて練習していました。
毛筆に関しては、公式テキストに載っているものを練習してみるにとどまってしまいましたが、
久しぶりに半紙に書くのが楽しくて、だんだん受験に対する緊張が解けていきました。
試験当日の感想
20年以上ぶりとなる書写技能検定は、とっても楽しく貴重な体験となりました。
大人になって、自分で勉強して、試験当日に試験会場まで出向いて、試験を受けるという行為そのものがなんだか楽しいという感覚。
小学校低学年からご高齢の方まで、老若男女が試験会場に訪れていました。
そして書道用具を会場に持ち込み、問題となっているものを筆で書くというのがとても新鮮でした。
合格したらそりゃ嬉しいですが、ダメだったらまた挑戦しよ〜と、気楽な気持ちになれました。
合否は1ヶ月後に通知が届くそうです。
あまり期待せずに待ちたいと思います。