先日、日本賞状技法士協会の競書「道」の初出品を終えたわっしーです。
2024年の目標の一つとして、
「日本賞状技法士協会の競書に出品し、技術向上を図りたい」
というものがあります。
この記事では、
- 競書「道」の概要
- 出品にあたっての体験記
- 実際に出品した作品
を紹介します。
私自身、賞状技法士準1級(研究コース)の修了後は、
引き続き通学しつつ競書にも挑戦しようと考えていたものの、出品直前まで競書がどんなものかあまりわかっていませんでした。
そこで今回は、体験記だけではなく競書「道」の概要についてもまとめてみたいと思います。
日本賞状技法士協会の競書「道」とは?
細かい話にはなりますが、日本賞状技法士協会の競書誌の正式名称は、
- 競書「道」
- 賞状技法競書「道」
のどちらなのかわかりませんが、この記事では競書「道」と記載します。
それでは、競書「道」の概要について下記内容にそって紹介していきます。
- 発刊のタイミング
- 掲載内容
- 購読するには
- 競書課題
1年に3回発刊される
競書「道」は、日本賞状技法士協会、アテネ教育出版が発行しているもので、1年に3回、下記のタイミングで各月上旬に発刊されます。
- 新春号(1月)
- 新緑号(5月)
- 初秋号(9月)
内容は競書だけでなく協会の旬の話題が盛りだくさん
競書課題についてだけでなく、その時期に合わせた協会の旬な情報や賞状技法に関することについて掲載されています。
具体的には、下記のようになっています。
- 講師の方々の作品(新春一文字色紙)
- 協会の年間行事予定
- 賞状技法士1級試験や実用書道師範1級位試験について
- 試験問題の解説
- 合格者発表
- 合格者の感想文
- 前回の競書課題について
- 競書審査全体の講評
- 作品のワンポイントアドバイス
- レイアウト数値付きの参考作例
- 優秀作品の写真掲載(氏名、コメントあり)
- 作品順位一覧
- 今回の競書課題について
- 出品要項
- 前田書法についての解説
- 筆耕のお仕事について
- 副教材の紹介
- 事務局便り(セミナー、講座や物販のキャンペーンなど)
- 質問コーナー、アンケート
- 前田記念「実用書道展」について
- Q&A
- 作品募集要項
- 参考文例
- 入賞者一覧
- 前田展参加者の声
- 新春実用書道クイズ(正解者の中から抽選で10名の方に実用書道用品をプレゼント)
競書に出品するには、購読料や出品券が必要
競書に出品するには、購読料を支払い、出品券を購入する必要があります。
- 競書課題を出品するには出品券が必要
- 競書課題の添削指導を希望の場合、特別添削券が必要
- 出品券と特別添削券に有効期限はない
- 出品券は課題ごと(賞状部門・細字部門)に必要
※下記料金は、2024年3月時点
購読料(年3回) | 2,000円(税込) |
---|---|
出品券(1枚分) | 1,500円(税込) |
出品券(3枚分セット) | 4,000円(税込) |
特別添削券(1枚分) | 2,200円(税込) |
特別添削券(3枚分セット) | 5,000円(税込) |
購読・出品券(年3回) | 6,000円(税込) |
そして、この購読料や出品券について例外があります。
私は賞状技法士1級試験の認定授与式に出席するまで知らなかったのですが、
日本賞状技法士協会には、「協会員」という制度があります。
賞状技法士1級試験に合格すると、はじめの1年は無料で自動的に協会員になり、競書の購読料や出品券が1年間無料となります。
日本賞状技法士協会の「協会員」制度について
賞状技法士1級試験合格を目指していたのに、まったく知らなかったこの「協会員」制度。
知らない方も多いかと思いますので、「協会員」について紹介します。
「協会員」について
- 「協会員」は講師と賞状技法士1級資格取得者で構成されている任意の団体
- 有効期限は1年間で、1年ごとの更新
- 会費は10,000円(税込)
- 1級試験に合格後はじめの1年間は、無料にて自動的に協会員として登録される
そして、協会員の主な特典は下記の通りです。
協会員の主な特典
- 競書「道」年3回分と出品券(6枚分)の無料配布 →10,000円分相当
- 用具・副教材類の20%割引(一部割引対象外商品あり)
- 前田記念実用書道展の出品料20%割引
もちろん、メリットを感じられない場合は翌年以降更新しなくてよいそうです。
私はこの特典を知る前は、賞状技法士1級の認定料と競書の出品にお金がけっこうかかるなぁ・・
と思っていましたが、
おそらく1級の認定料にこの初年度協会員無料分が含まれているということですかね。
今回は、「特別添削券」のみを購入し、競書に出品しました。
競書課題の賞状は上級部門とチャレンジ部門がある
「競書に出品したいけど、自分は上級部門とチャレンジ部門、どちらに出品したらよいのだろうか」
と初めは何やら応募資格が細かそうという印象でしたが、あくまで目安であり、
結局は、誰でもどちらの部門でも出品できるようです。
【上級部門の応募資格】通学部
- 現在「マスターコース」「エキスパートコース」を受講中の人
- 賞状技法士1級・師範1級位を取得した人
- 全てを修了した人
- 以上の条件を満たしていない人も出品可
【チャレンジ部門の応募資格】通学部
- 現在「実践コース」「応用コース」「研究コース」を受講中または修了した人
- 「マスターコース」「エキスパートコース」を受講中または修了しているが、競書の出品は初めての人やしばらく出品していない人
- 以上の条件を満たしていない人も出品可
私は初めての出品ではありますが、上級部門の賞状の課題に挑戦しました。
競書課題は賞状部門と細字部門がある
競書の課題は、賞状を書いて出品する部門と細字を書いて出品する部門があります。
今回は、全部で4つ課題があり、
- 賞状部門(上級)
- 賞状部門(チャレンジ)
- 細字部門
- 細字部門(封筒宛名)
でした。
4つそれぞれの課題に出品券が必要です。
今回私は賞状部門(上級)のみを出品しました。
競書課題の出品期限は発刊した月の翌月末
年に3回発刊される競書「道」ですが、それぞれ競書課題の提出期限は、翌月末となっているようです。
- 新春号(1月) →2月末必着
- 新緑号(5月) →6月末必着
- 初秋号(9月) →10月末必着
各号、月の上旬に発刊されるそうですが、課題が判明してから作品を郵送するまで、2ヶ月を切ります。
意外と短期間で練習して出品となります。
競書「道」の初出品の体験記
- 賞名がカタカナ
- 受者はアルファベット
と、難易度の高い表彰状と感じ、初回出品からだいぶ苦戦しそうな予感が満載でした。
アルファベットに関しては、小文字は今まで習ってきた教材にはありませんでしたので、色々と探してみたり悩んだりして、どう書いても納得できず、最後まで
「これでいいのかわからん!!」
というモヤモヤした気持ちでした。
今回この競書課題に取り組み始めたのは2月に入ってからとなり、3週間ほどで提出となりました。
実際に出品した作品を紹介
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