実用書道初心者のわっしーです。
日本賞状技法士協会の賞状技法士養成講座の2年間のカリキュラムを修了して、8ヶ月が経ちました。
今年から、日本賞状技法士協会の競書「道」に出品し、技術向上を図ろうと決めました。
そして、先日2回目の出品を終えたところです。
この記事では、
- 競書作品の審査について
- 前回の競書の作品順位
- 今回実際に出品した作品
を紹介します。
競書作品の審査結果について
競書は、審査員によって厳正な審査が行われ、作品の掲載順位が決まるそうです。
「優秀作品」
上位作品の「優秀作品」は、すべて写真版として作品が順番に掲載されます。
「天」
「優秀作品」以外は、氏名のみ順番に掲載され、
「天」、「地」、「人」の3段階に分けて成績が掲載されます。
「天」は、優秀作品に比較して、やや力量不足のものだそうです。
「地」
「地」は、「天」に次ぐもので、平均値の作品だそうです。
「人」
「人」は、筆力、レイアウトともに一息足りないものや、筆力は上位でもレイアウトの減点が多かったものが含まれるそうです。
「誤字」「脱字」「レイアウトミス」
誤字脱字をした場合やレイアウトミスをした場合は、
「優秀作品」「天」「地」「人」の次に
例えば誤字なら「誤字」の欄に氏名が掲載されます。
前回出品した第108回競書の作品順位は、2番目でした
初めての競書出品となった前回の作品の順位は、
なんと「優秀作品」の2番目!!
納得のいかない出来だっただけに、とても驚きました。
自分の字はなかなか見たくないものですが、
同じ課題を書いた他の方々の作品を見られるというのは、とても勉強になります。
バランスの整った見やすい賞状を書くのって、本当に難しいですね。
私はまだまだ、賞状技法士1級に合格したとは言え、全然勉強が足りないので、
筆力の向上について日々取り組む以外にも、こうして競書に出品することで、
より良い賞状を書く力をつけていけたらいいなと思っています。
今回学んだことを、今後に活かしていきたいです。
今回の第109回競書課題、実際に出品した作品を紹介
今回は、第109回目の競書課題となります。
課題が判明したのは5月の上旬で、出品期限は6月下旬でした。
前回同様、短い期間での取り組みになりました。
今回の課題は、A3枠あり縦書き賞状で、総行数は15行!
15行は初めて書きました。
特に難しかった点は、
- 受者欄5行のレイアウト
- カタカナの多い主文の区切り方
- 主文の字粒
でした。
主文の字幅は13ミリ、主文の行間は5ミリになりました。
1行あたりの文字数も多いので、上手く字を収めるのにとても苦労しました。
そしてカタカナが多く、カギカッコや記号まであります。
どうしても小粒で存在感が薄くなってしまう主文の字。
賞状として頼りないものしか書けないことが続き、何が正解かわからない中、模索しながら練習していた感じです。
本当に難しかったです!!
締め切りが迫っても書けずに、最終日に夜中までかかり、結局速達で出すことになりました・・・
今回も「特別添削券」を使って出品したので、後日添削結果が返送されます。
審査結果は、次回の号が届く9月にわかるはずです。
早く正解のお手本が見たいです。