【賞状技法士1級の試験】初心者で実力不足だから受験はまだ早い?

賞状技法士1級の試験は初心者にはまだ早い?

賞状技法士1級の試験は、自分にとってまだ遠い先の話だと思っていました。

まだ賞状技法士3級の通信講座を受講中で、全然歯が立たないのは明らかです。

ですが先日、たまたま日本賞状技法士協会の公式ブログにあがっていた1級試験についての記事を見て、

一気に考えが変わりました。

もちろん合格するために受験するのではありません。

その記事には、

「まだ実力不足なので試験は早い」と思っても、まずは受験してみてください」
と書かれていました。
わっしー
よし、受けてみよう!
というわけで、私も賞状技法士1級の試験を受けてみることにしました。
その時の記事はこちらです▼

今回の記事では、

  • 私が賞状技法士1級試験を受けた方がいいと思った理由
  • 賞状技法士1級試験の概要
  • 毎年秋恒例の試験対策セミナー

について、日本賞状技法士協会のHPや協会の公式ブログで調べた内容を紹介したいと思います。

 

初心者も1級試験に挑戦した方がいいと思った3つの理由

初心者でも賞状技法士1級試験に挑戦

筆耕士として仕事をすることを目指して、現在賞状技法士3級の講座を受講しています。

となれば賞状技法士1級は、当然目指していくことになります。

問題はどのタイミングで受けたら良いのかということ。

協会のブログの記事がきっかけとなり、私は今年の1級試験を受験することにしました。

その理由を紹介します。

 

【理由1】良い刺激になる

1級試験を受験することにより、より高い向上心を持つきっかけになると思いました。

1級試験で、仕事で納品できるレベルの賞状を仕上げるという緊張感は、賞状技法士の養成講座を受講しているだけでは感じることのできない刺激だと思います。

それに、実際にプロとして活動されている方も一緒に受験することを考えると、それだけで身が引き締まる思いがします。

 

【理由2】経験値としてプラスになる

そして、そんな緊張感の中で賞状を書くこと自体が貴重な経験になると思ったからです。

今年の受験は散々でも、来年受けてみたらまた違う手応えになっているはずです。

そういった自分の成長度合いを客観的に実感できる貴重な機会でもあるのかなと思います。

最終的にはやはり最高位の賞状技法士1級を目指したいので、

技術力向上のために受けてみようと思いました。

 

【理由3】試験対策の特別セミナーがある

日本賞状技法士協会の公式ブログに賞状技法士1級試験対策の特別セミナーについての記事がありました。

わっしー

なんだコレー!

筆力アップのセミナー!?
受けたい〜〜〜

 

と一気にテンションが上がり、これは初心者だからこそ特別セミナーで学んで、

自分の技術力向上に少しでも役立てたいと思いました。

特別セミナーについての詳細は後述します。

 

賞状技法士1級試験の概要

賞状技法士1級試験概要

年1回行われる賞状技法士1級試験の概要について紹介します。

試験の日程:2022年11月3日(木)文化の日

今年の賞状技法士1級の試験日程は、

  • 2022年11月3日(木)文化の日
  • 【午前の部】10:00〜12:30
  • 【午後の部】13:30〜16:00
  • 東京・大阪で実施

だそうです。

 

受験資格:公開検定試験のため誰でも受験可能

賞状技法士1級試験は、公開検定試験となっていて

  • 学歴
  • 年齢
  • 性別
  • 実務経験
  • 書道歴

などに制限はないそうです。

つまり、誰でも受験可能なんですね。

 

試験内容:賞状を午前に1枚、午後に1枚書く

試験内容は、

【午前の部】に賞状1枚を揮毫

【午後の部】に賞状1枚を揮毫

となっていて、出題範囲は

  1. A3枠あり縦書き賞状
  2. A3枠なし縦書き賞状
  3. A3枠あり横書き賞状
  4. A3枠なし横書き賞状
  5. B4枠あり縦書き賞状

の5つのテーマの中から2題出題されるそうです。

 

合格基準:「お仕事を任せられるレベル」

合格基準については、「お仕事を任せられるレベル」という記載が公式ブログにありました。

具体的には、

  • 誤字脱字は即不合格
  • 賞状用紙に汚れがあっても不合格
  • 仕事として受けた時に、自信を持って納品できる賞状を仕上げる

ということです。

 

受験料金:会員は7,700円

受験料金は、

  • 一般 11,000円(税込)
  • 会員 7,700円(税込)

だそうです。

 

試験会場にお手本集などを持ち込める

なんと驚いたのが、この事実!

試験会場には、

  • 辞典
  • テキスト
  • お手本集
  • 参考文献

など、他の受験生の迷惑にならない程度の資料の持ち込みは可能ということです。

わっしー
お手本集などの資料を持ち込めるのはとても心強いですね!

 

賞状技法士1級試験対策の特別セミナーを受けてみたい

賞状技法士1級試験対策特別セミナー

日本賞状技法士協会の公式ブログに載っていた「賞状技法士1級試験対策の特別セミナー」について紹介します。

セミナーは9月と10月に行われ、各セミナー先着8名となっていました。

受けてみたい!と思いましたが、どうしても都合の悪い日がいくつかあり、私はそのセミナーは残念ながら受けられません。

各種レイアウトの対策セミナー

1級試験の出題範囲となっている、下記5つのテーマごとに対策セミナーがあります。

  1. A3枠あり縦書き賞状対策
  2. A3枠なし縦書き賞状対策
  3. A3枠あり横書き賞状対策
  4. A3枠なし横書き賞状対策
  5. B4枠あり縦書き賞状対策

このセミナーは本試験に準じた方法で行われ、

  • 問題の分析からレイアウト方法
  • 揮毫までの時間配分
  • 技法の見直しや点検など基本の確認

を行い、苦手分野の克服や不明点の解消にもなるそうです。

 

3つの筆力アップセミナー

筆力アップのためのセミナーは3種類あります。

まず一つ目は、

【筆力向上対策】のセミナー

  • 前田書風の格調高いゆったりとして大らかな「文字の特徴と整え方」
  • 穂先の利かせ方
  • 力の入れ方や抜き方
  • メリハリのある力強い線の美しい文字を書くコツ

を徹底的に学習。

 

続いて二つ目は、

【表外漢字対策】のセミナー
  • 9月に発刊される「表外漢字字体集(改訂版)」を使っての初セミナー
  • 「常用漢字」との違いを中心に印字されている文字と許容字体の違いなどをやさしく解説

 

三つ目のセミナーは、

【1級誤字対策】のセミナー
  • 9月に発刊される「一級誤字対策ハンドブック」を使っての初セミナー
  • 今までの出題の中から主な誤字を取り上げ、そのパターンを解説
  • 参加者には、9月の新刊本をプレゼント
1級試験の受験者の6割近くは誤字で不合格になっているそうです。
わっしー
「レイアウト」と「筆力」は配点率が高いそうですし、とても魅力的なセミナー内容になっていますね!

まとめ

今回は、賞状技法士1級試験について協会HPや公式ブログで調べた情報を紹介しました。

私自身、「まだ1級試験は先の話だなぁ」なんてぼんやりと思っていましたが、

夢への大きな一歩!

これをきっかけに受験してみようと思います。

▼初めて賞状技法士1級試験を受けたときの記事はこちら

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