1月末、「賞状技法士1級・実用書道師範1級位認定証書授与式」が銀座にて開催されました。
私は賞状技法士1級の合格者として出席させていただきました。
この記事では、そのときの様子や感想を紹介します。
賞状技法士1級認定証書授与式に出席するにあたり、課題となったこと
「賞状技法士1級・実用書道師範1級位認定証書授与式」は、2023年1月31日(水)に開催されました。
授与式に出席するにあたって、
- 当日までに、賞状技法士1級合格者代表として「謝辞」を書いてくること
- 1月はなんとか体調を維持して走り抜け、無事に授与式に出席すること
- 悪天候ではなく、普通に電車が動くこと
が私の課題でした。
賞状技法士1級合格者代表として「謝辞」を書き、式当日に読むことに
授与式当日までに「謝辞」を書いて、当日に読むことになっていました。
この「謝辞」というのは、賞状技法士1級合格者代表として、日本賞状技法士協会の皆様に感謝を伝えるものでありますが、
1級試験の審査の得点が一番高かった人にこの役割が与えられるそうです。
1級試験の合格の通知をいただいただけでも信じられないことだったのですが、
まさか自分がこんな大役を任されるとは本当に思ってもみませんでした。
そして、この「謝辞」はただ書いて式当日に読み上げるだけではなく、
今年の前田展の開催中に展示されることになっていますので、いい加減には書けません。
少しでも納得のいくものを書いて、
「賞状技法士1級合格者として恥ずかしくないものを書かなければいけない」
というプレッシャーがありました。
1月はほぼ休みがなく連勤をしている中で取り組むことになり、
かなり焦りがありましたが、なんとか書き上げることができました。
悪天候ではなく、平常通りに電車が運行すること
もちろん、天候については自分の力ではどうにもできませんが、
昨年の前田展の表彰式は台風の影響で電車が朝から運転見合わせになってしまい、出席することができずに残念な思いをしたので、
今回は何事もなく無事に出席できることを願っていました。
当日は天候に恵まれ、緊張はしていたもののとても晴れやかな気持ちで式に臨むことができました。
賞状技法士1級・実用書道師範1級位認定証書授与式、当日の感想
認定授与式は、銀座ブロッサム中央会館にて開催されました。
会場のフロアに到着すると、ほとんどがお会いしたことのない方々ばかりでしたが、すぐに担当の先生や事務局の方々の姿が目に入り、ほっと一安心。
開始時間まで、「謝辞」の出来上がりを確認していただいたり、謝辞を持って読むときの段取りなどを確認しました。
厳かな雰囲気で身の引き締まる思い
雑談などをしているうちに式の時間となり、会場に出席者全員が揃うと厳かな雰囲気で始まりました。
合格者以外のご出席された方々は、
- 日本賞状技法士協会会長
- アテネ教育出版社長
- 主任講師
- アテネ教育出版前社長
- 合格者の担当講師の方々
でした。式の運営は、事務局の方々がなさっていました。
会長のご挨拶から始まり、今ここに授与式に出席することができていることにとてもありがたく感じるとともに、
「楷書を学ぶには10年かかる」
という会長のお言葉に、改めて身の引き締まる思いがしました。
賞状技法士養成講座の受講を始めてから、賞状技法士1級の合格は一つの大きな大きな目標でした。
私にとって1級合格は通過点であって、目的やゴールではないことはわかっていても、
少しでも安心して緩んでいる気持ちはなかったか、自分自身に問いかける非常に大事な瞬間となりました。
認定証書を授与された後、謝辞を読む
認定証書が一人ひとりに授与された後、いよいよ謝辞を読むタイミングになりました。
一気に緊張が増し、会長の前で読み始めると早口になりそうでしたが、
落ち着いてゆっくり読むことを心がけ、なんとか噛むことなく終えることができました。
合格者で記念撮影
授与式終了後、いただいた認定証書を手に持って、
賞状技法士1級の合格者とその担当講師の方々と一緒に記念撮影をしました。
授与式終了後の懇親会の感想
授与式終了後、昼食を兼ねて懇親会が行われました。
お料理を囲みながら、講師の方々や合格者の方々とお話をしてこのように交流できる機会もなかなかありませんから、貴重な機会だなぁと感じていました。
このように実用書道を極めるという同じ志を持って、切磋琢磨して成長していける環境があることにとてもありがたく感じていました。
そして、一人ひとりマイクを持って自己紹介をする時間になりました。
賞状技法士1級の合格者と実用書道師範1級位の合格者のお話はどなたも興味深く、
皆さんそれぞれに様々な思いがあって今に至っているのだなぁと、尊敬の念を感じずにはいられませんでした。
そんな皆さんの素敵なお話に聞き入っていましたら、
私自身はあらかじめ用意していたあまりにも薄っぺらな自己紹介ではダメだと思い、今日までの経緯や思いを簡単にお話しさせていただきました。
なんとなく緊張がほぐれてきたかなというところでお開きとなり、担当講師の方と記念撮影をしたりして解散となりました。
新たなスタートとなる大事な日となりました
この日は、会長や講師の方々のお話をお聞きし、
- 「まだまだ初心者である」
- 「初心を忘れずに、基本に立ち返って積み重ねていこう」
という気持ちを強くしました。
そして、自分はどんな賞状技法士、筆耕士になりたいのか、改めて考えるきっかけとなりました。