賞状技法士3級の通信講座を受講中のわっしーです。
賞状を書くお仕事を目指して、毎日細字の楷書の練習をしています。
この記事では、「このままではなかなか上達することはできないのではないか」と焦り始めた私が、
- お手本を見て練習するときに本当に大切なことは何か
- どういう心構えで臨んだら良いのか
ということを学ぶことができたので、それを紹介したいと思います。
私自身、焦り始めると
「本当に上達したいのに、なかなか手応えがない」
「孤独に練習していて先が見えない」
こんなふうに思ってしまいます。
もし私と同じように悩んでいる方がいたら、読んでみてください。
▼ この記事の内容 ▼
【初心者が細字楷書の練習でお手本を見て書くときに大切なこと3つ】
【その1】とにかくそっくりに真似る
【その2】目を養う・考える力を養う
【その3】よく見てゆっくり丁寧に書く
【その1】とにかくそっくりに真似る
初心者が「お手本を見ながら練習するときに大切なこと」1つ目は、
とにかくそっくりに真似るって、当たり前なことかもしれないですが、これが難しいから上手くいかないのですよね。
初心者が、お手本そっくりに書こうと思っても簡単にできることではありません。
書いても書いてもうまくいかず、お手本との違いに悲しくなってくるものです。
ですが、
- できるだけ妥協しない
- アレンジして書こうなどと思わない
で、お手本に忠実にたくさん書いているうちに、少しずつでも上手くなっていくのは間違いないそうです。
【その2】目を鍛える・考える力を養う
では、お手本そっくりに真似るためにはどうしたら良いのでしょうか?
ただ単に、真似しよう!と思って書けるものでもありませんよね。
初心者が「お手本を見ながら練習するときに大切なこと」2つ目は、「目を鍛える・考える力を養う」です。
【初心者がお手本を見ながら練習するときに大切なこと2つ目】
- お手本と似ていないと感じることは上達の第一歩であり、出発点
- どこが似ていないかを分析できれば、修正していける
→ 目を鍛える・考える力を養う必要がある
一つずつ解説していきます。
1、お手本と似ていないと感じることは上達の第一歩であり出発点
なかなか上達できないなぁと悩んでいた私に朗報だったのは、
ということでした。
上達するには目を養うということも必要で、お手本と似ていないことがわかる分だけ練習して直すことができる可能性を秘めているということです。
まずは、「似ていない」と感じることが大事!
2、どこが似ていないかを分析できれば、修正していける
次の問題は、自分の字がお手本に似ていないことはわかるけど、
- どこが違うかはわからない
- 気づいている箇所が少ない
ということ。
何となく練習しているだけでは、腕は達者になるものの、自分の弱点が改善されないため小さな自己満足で終わってしまうそうです。
グサッ・・・(私は何となく練習していて小さな自己満足で終わっている気がします)
まさに問題はここですよね!
上達するためには、お手本と自分の字が具体的にどこがどう違うのかを比較して、精密に分析する習慣を身につけることが大事
だということです。
そして、分析ができれば修正もしていける。
そのために、目を鍛えて、自分で考える力を養う必要があるということです。
【その3】よく見てゆっくり丁寧に書く
では、お手本そっくりに真似て書くためには実際にどのようにしたら良いのでしょうか?
初心者が「お手本を見ながら練習するときに大切なこと」3つ目は、よく見てゆっくり丁寧に書くということです。
【お手本そっくりに真似るために、よく見てゆっくり丁寧に書く】
- 形の追求を第一に優先する
- 最初はできるだけゆっくり、慎重に書く
- 形が正確につかめるようになってきたら、少しだけスピードを上げる
- 上の1〜3を繰り返していく
一つずつ解説していきます。
1、形の追求を第一に優先する
お手本を見ながら真似て書くときには、形の追求を第一に優先することが大事。
書道では勢いや流れなども大切ではあるけども、初心者がこれらをいっぺんに実現しようとするのは到底無理なことなので、まずは形を優先するべきだということです。
2、最初はできるだけゆっくり慎重に書く
初心者が形を優先してお手本を真似るには、最初はできるだけゆっくり書くことが大事。
【お手本の字形を正確に把握して書くために】
- 書く前に一点一画をよく見る
- 書きながら常に左右に目を往復させて書く
→ そのためには相当ゆっくり筆を運ぶことが重要
3、形が正確につかめるようになってきたら、少しだけスピードを上げる
ゆっくり書いていき形が正確につかめるようになってきたら、少しだけスピードを上げる。
この1〜3を繰り返していく
この1〜3の流れを繰り返していくことで、少しずつ上達していけるということです。
- 形の追求を第一に優先する
- 最初はできるだけゆっくり、慎重に書く
- 形が正確につかめるようになってきたら、少しだけスピードを上げる
- 1〜3を繰り返していく
そして、書いた自分の字とお手本の字を比較検討し、字の骨格から点画の細部まで、どこがどう違うかを分析するということを繰り返していく。
この習慣が身につけられたら、少しでもお手本に近づけていくことができそうな気がします。
まとめ
今回は、お手本を見て書くときに大切なことを紹介しました。
▼ 今回のまとめ ▼
【初心者が細字楷書の練習でお手本を見て書くときに大切なこと3つ】
【その1】とにかくそっくりに真似る
【その2】目を養う・考える力を養う
- お手本と似ていないと感じることは上達の第一歩であり、出発点
- どこが似ていないかを分析できれば、修正していける
【その3】よく見てゆっくり丁寧に書く
- 形の追求を第一に優先する
- 最初はできるだけゆっくり、慎重に書く
- 形が正確につかめるようになってきたら、少しだけスピードを上げる
- 上の1〜3を繰り返していく
個人的には、お手本の字形を正確に把握して書くために、常に左右に目を往復させて書くということが、特に勉強になりました。
もっともっとお手本を見ながらゆっくり書いていいんだ!と思えました。
形の追求が第一ですもんね。
今度は、お手本と自分の字を比較して分析する方法などについても、学んだことを書いてみたいと思います。
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