この記事では、賞状技法士3級の通信講座の第8課(修了・資格認定課題)について紹介します。
受講を始めた当初から気になっていた、この修了課題。
実用書道初心者の私は、
- 「最後の課題は難しいのかな?」
- 「どのくらいの点数を取れば合格できるのかな?」
と気になっていました。
資格認定課題でもあるので、合格するためにはこの審査に通らないといけません。
この記事では、
- 賞状技法士3級通信講座の修了課題の内容
- 何点で合格できるのか
- 課題の進め方
- 私の奮闘記
を紹介します。
第8課(修了・資格認定課題)の内容は?
まずは修了・資格認定課題の内容を紹介します。
【細字の部】の課題は第1〜3課の再提出
細字の部の課題は、
第1課:基本点画「指定の漢字80字」
第2課:字形の整え方「指定の漢字134字」
第3課:「ひらがな48字」
を改めて清書して再提出します。
【賞状の部】は賞状と感謝状を一から自分で作成
賞状の部の課題は、
- 賞状1枚
- 感謝状1枚
を修了審査用の指定された文例でA3判賞状用紙に清書して提出します。
賞状、感謝状それぞれ活字で文例が載せてあり、それを一から賞状の書き方の手順に沿って割り付けていきます。
そしてもちろん、
- これまで学習してきた知識・技能を結集し
- 調和のとれた適切な割り付け
- 格調高い細字で清書
しなければなりません。
こんな気持ちで、修了課題にとりかかったわっしーでした。
賞状技法士3級に合格するには?
何点以上で賞状技法士3級に合格できるかを紹介します。
【条件その1】第1〜8課の点数が平均60点以上
- 第1課から第7課の添削課題の成績
- 第8課の修了・資格認定課題を総合審査
→ 平均60点以上の場合、「修了証」が発行されます。
【条件その2】第8課の資格認定課題の点数が70点以上
→ 日本賞状技法士協会の「賞状技法士3級資格認定証明書」が発行されます。
どうやって制作を進めればいいの?
実際にどのように修了課題の制作や練習を進めていったのかを紹介します。
【細字の部】は第1〜3課で練習済みなので、お手本を見て練習すればOK!
細字の部については、過去にお手本を見て練習をしているので、その時に使ったお手本をまた使えますね。
お手本の字のサイズも書くサイズにそろえてあるので、すぐに練習に取りかかれます。
【賞状の部】はテキストを参照して手順通り進めてみる!
問題は、賞状の部です。
第7課までは、割り付けの線が入ったお手本を見てその通りに自分で割り付けの線を引いたり、練習をしていました。
ですが、今回はすべて自分で一から進めていきます。
「これまでの知識と技能を結集」といっても、あまり習得できた実感はなかったので、自信がなかったです。
そこで私は、こんな流れで進めていきました。
- 学習の手引きに記載されていた賞状の書き方のポイントを第1課から順にすべて読む
- 添削で教えていただいた賞状の書き方を読んで復習する
- テキストの「書くときの要領」や「割りつけの要領」を読む
- お手本集を参考に主文の行数の割り振りと配字を自分で決める
- テキスト中の「A3判賞状用紙による割りつけの規範16種」から該当のものを確認する
- 実際に線引きしてみる
- 鉛筆で文字を割りつける
- 毛筆でその上から書いてみる
この中で、④の主文の行数と文字の区切りを決めるのがとても難しいです。
- 通信講座で教材として届いたお手本集
- 協会の公式物販サイトで購入したお手本集
を参考に考えてみたのですが、正直なところ自分で決めたものが適切なのかどうかが、自分ではよくわかりません・・・
目指すものはまず、
なのですが、一度決めた配字でとりあえず書いてみることにしました!
違うと思えばまた調整していけばいいですよね。
いよいよ実際に書いてみた!
【細字の部】を書いてみた
まずは細字の部を書いてみました。
久しぶりに書いた初回は全然書けませんでした。
こちらは2回目に書いたものですが、第1課で提出したものと比べてあまり変化がないような・・・
やっぱりとっても難しいですね。
もっともっと綺麗に書けるように練習します!
【賞状の部】を書いてみた
賞状の部も1回目に書いたものはあまりに散々だったので、こちらも2回目に書いたものを紹介します。
いやーまずいですね、難しすぎます!
特に主文の1行目が・・・
どうしても間延びしてしまうような・・・
これは配字を変えた方がよいのでしょうか・・・
ひらがなもいまだに苦手ですが、漢字も難しいのがたくさん。
字形はもちろんおかしいですし字の大きさも太さも間隔も全然調和していないし、まだお手本も見やすいように準備ができていません。
なので、
- 主文の配字を調整して
- お手本を見やすくする工夫をして
また挑戦してみたいと思います!
まとめ
今回は、賞状技法士3級の通信講座の修了課題について私の奮闘記を紹介しました。
今まで通信講座を通して、細字の楷書の習得に時間を多く割いてきましたが、
最後の修了課題は実際のお仕事により近い作業なのかなぁなんて思ったりしました。
「修了課題作成の経過報告」をまた今度したいと思います。
▼次に書いた時の記事はこちら▼
とにかく難しい賞状技法士3級の通信講座の修了課題。 主文の語句の区切りや文字数の関係を考えながら、いろいろと悩み中です。 前回書いた後、主文の配字を調整しようかと思いましたが、そのまま変えずにまた書いてみました。 [cap[…]