賞状技法士3級の通信講座|初めての添削が返送されてきた!ドキドキッ♪

この記事では、賞状技法士3級の通信講座の第1課の添削結果が戻ってきた時の体験記を紹介します。

わっしー
初めて添削が戻ってきた時はやっぱりドキドキしました!
実用書道完全初心者の初めての添削結果はどうだったのでしょうか?

【初めての添削での先生の解説】

  • 「女」の書き方
  • 「おおざと」の書き方
  • 「糸偏」の書き方
  • 逆筆の書き方
  • 「心」のはね方
  • 「力」のはね方
  • 「殿」の書き方
  • 「贈」の書き方
  • 「れ」「わ」「し」の書き方
  • 「畑」の書き方
  • 賞状のレイアウト方法や順序について
  • 肩書きの書き出し位置
練習を開始してから2ヶ月経過した時点で課題を提出しましたが、どのくらい字が変化したのかも見ていきたいと思います。
目次

賞状技法士3級通信講座 第1課【細字の部】の添削結果

まずは、【細字の部】です。
第1課の【細字の部】の課題は、「基本点画の書き方」で「指定の漢字80字」です。
実用書道完全初心者の初めての細字の添削結果はこんな感じでした。
▼細字の部(1枚目)
▼細字の部(2枚目)
添削箇所や失敗したところを一つ一つ見ていきます。

【失敗その1】そもそも課題で書く漢字の範囲を間違えてしまった

第1課の【細字の部】の課題は、「基本点画の書き方」で「指定の漢字80字」です。

本当は、練習・提出帳の用紙1枚にちょうど収まるはずなのですが、

私はテキストにある「基本点画の書き方」の全部の漢字を書いて提出してしまったんですね〜

80字以上書いてしまったので、当然1枚には収まっていません。

全然気がつきませんでした…

わっしー
学習の手引きに記載の課題はちゃんとよく読みましょう!

【失敗その2】書く順番が全然違った

私は書く順番も間違っていました…

どういうことかというと、本当は
  • テキストの始めの行(一番右)が一番右の行にくるように書き
  • テキストの最後の行(一番左)が一番左の行にくるように

書かなければいけなかったのですが、私はテキストの始めの行を左から順番に書いていました。

賞状を書く時も最後の行から右に進んで書いていくので、よく考えたらわかりそうなものですが私は全然気がつきませんでしたね。

【添削箇所1】横画の長さ・縦画と接する横画の左右の比率

添削箇所を一つ一つ見ていきます。

▼「二」の二画目の長さが左の方に足りない。

「千」の二画目、「里」の最後の画の横画の左右の比率がおかしい。

▼「下」の一画目、「中」の二画目、「年」の五画目の横画の左右の比率がおかしい。

▼「揚」の一画目の横画の左右の比率がおかしい。

【学んだこと】

縦画と接する横画の左側を「同じ長さまたは右側より長く」書く

【添削箇所2】「女」の二画目

▼「女」の二画目が三画目より上に突き出ている

【学んだこと】
「女」の二画目は三画目より上に突き出さない
わっしー
お手本では「女」の二画目は少し出ていたのですが、出さないように書くのが正解なんですね!

【添削箇所3】「おおざと」の二画目

▼「おおざと」の二画目がおかしい
【学んだこと】
「おおざと」の二画目は2段階に折る気持ち(三動作)で書く
※テキストに記載

【添削箇所4】「糸偏」の書き方

▼「糸偏」の一画目と二画目が平行になっていない
【学んだこと】
「糸編」の一画目と二画目は平行に書く

【添削箇所5】「気」と「風」の「そりとはね」

▼「気」と「風」の「そりとはね」がおかしい
「気」や「風」のそってはねる画がとても苦手です。
上手くバランスが取れた形にならず、ずっと苦戦していました…
【学んだこと】
「気」の四画目は、横画の終筆で筆圧を加え、斜め左下に折り返し、そりは力が抜けないように止めてから慎重軽快にはねる。
※テキスト記載

【添削箇所6】「凍」の「左払い・右払い」

▼「凍」の「左払い・右払い」がおかしい

「東」のような左右に払いがある漢字も苦手です。

なかなか払いたいように払えません。

【学んだこと】
払いはのびやかに払い、払う方向に気をつける
※テキスト記載

【添削箇所7】逆筆の書き方

「これでよいのかなぁ」と確信を持てずに書いていた逆筆の解説を先生がしてくださいました。

やはり難しいですね。

【縦画の逆筆の書き方】
  1. 穂先を軽く45度で紙をつくような気持ちで始筆
  2. 穂先を紙から離さないで上に少し持ち上げる
  3. すぐ下に運筆する
【逆筆についての解説】
  • 力強さを見せるため使われる
  • 第一画目の縦画の時に多用される
  • 必ずここは逆筆を使わなくてはならないというものではない

【添削箇所8】「心」のはね方

▼「心」のはねる方向がおかしい

はねるって、簡単そうで難しいです。

【学んだこと】
「心」の「はね」は中心に向かってはねる

【添削箇所9】「力」のはね方

▼「力」のはね方がおかしい
【学んだこと】
「力」のはねは斜めに対して直角にはねる

【添削箇所10】「建」の「廴」の書き方

▼「建」の「廴」がおかしい

本当に難しかったです。

なかなか思い通りの形になってくれないし、毎回違う形になってしまいます。笑

安定した字を書けませんでした。

【学んだこと】
「建」の「廴」の払いは、軽く小さく筆を入れ、右斜め下へ引き下ろし、ちゅうちょなく右に払う
※テキストに記載

先生のコメント【前田書風】について

先生の添削の「講評」によると、
この書風は、左右対称ばかりでなく左側を強調している字が多くある
そうです。
今回の添削箇所を見直すと、横画の左側が短くなってしまい色んな字に添削が入っていました。
今後はもっとこの点に注意して書いていこうと思いました。

賞状技法士3級通信講座 第1課【賞状の部】の添削結果

続いて、【賞状の部】を見ていきます。

第1課の【賞状の部】の課題は、「主文4行・受者1行・贈者1行」でした。

▼実用書道完全初心者の初めての賞状の添削結果はこんな感じでした

清書の時になると、練習よりも力が入ってしまい、線が震えてしまいました。

「よし!書くぞー」と意気込んで集中するつもりが、緊張して力が入ってしまっているのですね。

なかなか書きたいように書けず、苦戦していました。

【添削箇所1】「殿」の書き方

▼「殿」のへんの書き方がおかしい

【学んだこと】

  • 「殿」の「共」の左側を長くする。
  • 敬称の「殿」を割り付けの枠線いっぱいに下げる。

【添削箇所2】「贈」の「曽」の書き方

▼「贈」の「曽」の書き方がおかしい

【学んだこと】
「曽」の一画目は、二画目・四画目と離す
私の「曽」の字は二画目と四画目がくっついていて、見栄えが悪いですね。
もっとしっかりとお手本をよく見て書かなくてはと思いました。

【添削箇所3】「た」の書き方

▼「た」の書き方がおかしい

【学んだこと】
  • 「た」の二画目の角度は開きすぎない
  • 主文の行末の字は線までつける

【添削箇所4】「れ」「わ」の書き方

▼「れ」「わ」の書き方がおかしい

【学んだこと】
「れ」「わ」の一画目の中心で二画目をクロスする
ひらがなってとても難しい!なかなかお手本のようには書けません。
もっともっと練習が必要ですね。

【添削箇所5】縦書き賞状の時の「し」の書き方

▼「し」の書き方がおかしい

【学んだこと】
縦書き賞状の時の「し」の書き方は、右斜め下に向かって払う

【添削箇所6】「努」の「女」の書き方

▼「努」の「女」の書き方がおかしい

【学んだこと】
「努」の「女」の二画目は三画目より上に突き出さない

※【細字の部】でも同じ注意をされていました

【添削箇所7】「畑」の「火」の書き方

▼「畑」の「火」の書き方がおかしい

【学んだこと】

「畑」の「火」は一画目と三画目を離し、三画目と二画目をつける

「畑」を書くときは、三画目が一画目と二画目の間を通るということで緊張するのか、

いつも線がゆらゆらしたり、曲がったりしていました。

【添削箇所8】「表題」の書き方

▼「表題」の書き方がおかしい

【学んだこと】

  • 「表題」の割り付けの枠をいっぱいに使いバランスよく書く
  • 割り付ける時は、「表題」などの上下の横線も入れる

「賞状のレイアウト方法・順序」についての先生の解説

レイアウト方法について先生から解説をしていただきました。

【先生の解説】

  • レイアウト方法はいろいろな方法がある
  • 最初に三つの部分に分けてから、細かい寸法を入れたほうがミスがない

ということでした。

▼先生から教えていただいたレイアウト方法を紹介します。

【レイアウトの順序】

  1. 中心線上下に入れる(15mくらい)
  2. 天地・左右の線を入れる
  3. 三つの部分に分ける(上下結ぶ)
  4. 細かい寸法を入れる(上下結ぶ)
  5. 主文を区切る
  6. 表題・受者・日付に横線を入れる(長さを決める)
  7. 延長線を入れる
  8. 印の大きさ
  9. 贈者の線を入れる
わっしー
賞状のレイアウト方法は色々あるんですね!先生から教わった順序で進めたらミスがなくできそうです

「贈者の肩書きの書き出し位置」「印」についての先生の解説

▼また、贈者の肩書きの書き出し位置、印についても教えていただきました。
【先生の解説】
肩書きの書き出し位置
  • 主文の最後の行の中心と日付の中心を結んだ延長線上
【先生の解説】
印について
  • 印の大きさはお手本により違う
  • それぞれのお手本と同じくらい印のスペースを空けておく

2ヶ月間の上達具合はどうだったのか?

賞状技法士3級の通信講座の受講を開始してから2ヶ月後に第1課の課題提出がありましたが、どのくらい上達したのでしょうか?

▼始めて練習した日
▼第1課の課題提出時

まとめ

今回は、賞状技法士3級の通信講座の第1課の添削結果が戻ってきた時の体験記を紹介しました。

初めての添削によって、賞状技法士の特徴である前田書風の書き方がどのようなものなのかを実感することができました。

わっしー

学ぶことがたくさんあって、先生に添削していただいたものを見るのは純粋に楽しかったです。

色々と失敗もありましたしもっと添削箇所はたくさんあるはずですが、通信講座を最後まで楽しんで継続していけるような先生の配慮や心遣いを感じました。本当にありがたい限りです!
次回は第2課の添削結果を紹介したいと思います。
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